よくある質問

-FAQ-

労働安全・労働衛生コンサルタントとは

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントは、労働安全衛生法に基づく厚生労働大臣の試験に合格し、名簿に登録された労働安全・衛生の専門家です。事業者の依頼を受けて、報酬を得て安全衛生診断や指導を行います。

コンサルタント会とはどのような組織ですか?

一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会は、労働安全衛生法第87条に基づき、労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントを会員として、品位の保持、資質の向上やその業務の改善を図り、わが国の労働安全・衛生水準の向上に寄与することを目的として設立された全国唯一の団体です。本会には、労働安全・労働衛生に関するそれぞれの専門分野を持った約2,600人の労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントが会員として加入し、全国で活躍しています。(詳しくは、一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会ホームページをご覧ください)

依頼内容や業務内容の秘密は守られますか?

労働安全・労働衛生コンサルタントは業務に関して知り得た秘密を漏らしたり盗用したりすることを法並びに日本労働安全衛生コンサルタント会倫理要綱で厳しく禁止されております。また、労働安全・労働衛生コンサルタントでなくなった後も同様です。(労働安全衛生法 第86条 義務、第117条 罰則)

安全衛生診断とはどのようなものでしょうか? 

労働安全・労働衛生コンサルタントが事業場に訪問し、安全管理や衛生管理、機械設備の状況を確認します。法令違反や不安全状態を指摘し、事業計画に沿った改善方法を提案します。法令の未遵守の事項、設備・機械の不安全状態、労働者の不安全行動などを確認して、問題点の指摘と、事業所の事業計画にふさわしい改善方法を提案するなど助言させていただきます。

安全診断等の報告書はどれくらいで提出されますか?

ケースによりますが、数日以内のものから1ヶ月以上かかる場合があります。診断実施時に詳細なスケジュールをご相談ください。

労働災害発生後の防止対策などの相談は可能ですか?

はい、可能です。被災者の救護後、改善計画書の作成や安全衛生教育など、多岐にわたりコンサルタントが支援いたします。

安全管理特別指導事業場(安特)・衛生管理特別指導事業場(衛特)の指定を受けて、改善計画から指導までの相談は可能ですか?

労働安全衛生法第80条では、重大な労働災害が発生した場合において専門的な助言を必要とした場合においては、「労働局長は、当該事業者に対し、労働安全コンサルタント又は、労働衛生コンサルタントによる安全又は衛生に係る診断を受け、かつ、特別安全衛生改善計画の作成又は変更について、これらの者の意見を聴くべきことを勧奨することができる」と規定されています。
そのようなご依頼があった場合は、有償の契約の上、職場にお伺いし安全(衛生)診断を実施して、1年間の改善計画の立案から実施計画の作成等に、過去の事例をご紹介しながら御社が適切な対策が実施できるようにご指導相談させていただきます。さらに継続して、労働安全(衛生)コンサルタントとして、安全衛生指導・安全衛生教育等を実施して、安特・衛特の指定が解除されるよう支援をいたします。

労働安全コンサルタントまたは労働衛生コンサルタントになるにはどうすればよいですか?

毎年厚生労働大臣が行う労働安全コンサルタント又は労働衛生コンサルタントの筆記試験と口述試験に合格し、一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会を通じて厚生労働省に登録することで、労働安全コンサルタントまたは労働衛生コンサルタントになれます。(労働安全衛生法第84条等)